最近、ジャズが気になっています。
ジャズバーでピアノの生演奏をバックに歌うシンガー。
気の利いたジャズ喫茶に行ってみたい。
ブルーノートで音楽を聴いてみたい。
とはいえ、私はジャズについてほとんど知りません。
音楽は好きだけど、TVで見るのはPOPSがほとんど。
ジャズとなると何から聴けばよいのかもわからない…。
そこで今回は、ジャズ初心者の私が、ジャズの歴史や種類、代表的な曲について調べてみました。
そもそもジャズとは?
ジャズは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ南部のニューオーリンズなどで発展した音楽だそう。
アフリカ系アメリカ人の音楽文化を中心に、ブルースやラグタイム、ブラスバンドの音楽など、さまざまな要素が結びついて生まれました。
ジャズの大きな特徴として挙げられるのが、即興演奏です。
演奏する人が、その場でメロディーを変化させたり、ほかの演奏者と音を掛け合ったりする。
同じ曲でも演奏する人やその日の演奏によって違った表情になるのが、ジャズの魅力のひとつなのだそうです。
ジャズにはいろいろな種類がある
ジャズとひとことで言っても、実はさまざまなスタイルがあります。
スウィング・ジャズ
1930〜40年代に人気を集めた、ビッグバンドによる演奏などが代表的なスタイル。
リズミカルで華やかな演奏が特徴です。
代表的な音楽家には、デューク・エリントンやカウント・ベイシーなどがいます。
ビバップ
1940年代に発展した、複雑なメロディーやコード進行、速いテンポの即興演奏を特徴とするスタイル。
チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーなどが代表的な存在です。
クール・ジャズ
1940年代後半から1950年代にかけて発展したスタイル。
比較的落ち着いた響きや、繊細なアンサンブルが特徴とされます。
マイルス・デイヴィスの『Birth of the Cool』などがよく知られています。
ボサノヴァ
厳密にはブラジルで生まれた音楽ジャンルですが、ジャズとも深い関わりがあります。
柔らかいリズムと穏やかな歌声が魅力です。
カフェなどで耳にする機会も多い音楽ではないでしょうか。
ジャズ初心者が聴いてみたい名曲10選
ジャズには「スタンダード」と呼ばれる曲があります。
長年にわたって多くのミュージシャンに演奏され、歌い継がれている曲のことです。
今回は、初心者でも比較的親しみやすく、ジャズの世界に入るきっかけになりそうな曲を10曲選んでみました。
1. Fly Me to the Moon
おすすめ:フランク・シナトラ
ジャズをあまり知らなくても、どこかで耳にしたことがあるかもしれない名曲です。
もともとは1954年に発表された曲で、シナトラの録音などを通じて広く親しまれています。
2. Autumn Leaves(枯葉)
おすすめ:キャノンボール・アダレイ、マイルス・デイヴィス
もともとはフランスのシャンソンとして生まれ、ジャズのスタンダードとして定着した曲。
少し物悲しいメロディーが印象的です。
歌入りのバージョンも聴き比べてみたいところです。
3. My Funny Valentine
おすすめ:チェット・ベイカー
チェット・ベイカーの柔らかな歌声とトランペットが印象的な一曲。
華やかに歌い上げるのではなく、静かに語りかけるような歌い方にも惹かれます。
4. Summertime
おすすめ:エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング
ジョージ・ガーシュウィンのオペラ『ポーギーとベス』のために作られた曲です。
さまざまな歌手によって歌われていて、歌い方の違いを楽しめそうです。
5. Take Five
おすすめ:デイヴ・ブルーベック・カルテット
5拍子という特徴的なリズムを持つインストゥルメンタル曲。
作曲したのはサックス奏者のポール・デスモンドです。
ジャズのリズムの面白さを感じるのにぴったりの曲だと思います。
6. Misty
おすすめ:エロール・ガーナー
ピアニストのエロール・ガーナーが作曲した、美しいバラード。
後に歌詞がつけられ、ジャズボーカルでも人気の曲になりました。
ピアノ伴奏で歌うなら、ぜひ知っておきたい一曲です。
7. L-O-V-E
おすすめ:ナット・キング・コール
軽快で明るい雰囲気の曲。
英語の歌詞も比較的覚えやすそうで、ジャズボーカルの入り口として楽しめそうです。
8. The Girl from Ipanema(イパネマの娘)
おすすめ:スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
ボサノヴァを代表する名曲です。
アストラッド・ジルベルトの歌声も有名で、力まず自然に歌う魅力を感じられます。
9. ‘Round Midnight
おすすめ:セロニアス・モンク
ジャズピアニストのセロニアス・モンクが作曲したスタンダード。
夜の静けさを感じさせるような、独特の雰囲気があります。
ジャズバーで聴いてみたい曲です。
10. Feeling Good
最近の楽曲なんだね。
厳密にはジャズのために作られた曲ではありませんが、ニーナ・シモンの録音はジャズやソウルの魅力を感じられる名演です。
力強く、自由で、感情豊かな歌声。
ジャズボーカルってどんなもの?
ジャズボーカルには、クラシックやポップスとは違った魅力があります。
もちろん歌唱技術は大切ですが、必ずしも大きな声で歌い上げる必要はありません。
歌詞を語るように歌ったり、メロディーのリズムを少し変えたり、自分なりの表現を加えたりすることもできます。
また、ジャズでは「スキャット」と呼ばれる歌唱方法もあります。
意味のある歌詞ではなく、音節を使って即興的にメロディーを歌う方法です。
エラ・フィッツジェラルドのスキャットは特に有名です。
まずはジャズを聴く習慣から
初心者の私が最初にやってみたいのは、毎日少しずつジャズを聴くこと。
例えば、こんな楽しみ方です。
1週目:有名なスタンダードを聴く
まずは曲のメロディーを覚えます。
2週目:同じ曲を違う歌手で聴く
歌い方やアレンジの違いを楽しみます。
3週目:好きな曲を口ずさむ
歌詞を覚えることよりも、メロディーに親しむことを優先します。
4週目:お気に入りの歌手を見つける
好きな歌声や表現を探してみます。
新しい音楽にはまる楽しみ
ジャズをたしなむのに、年齢は関係ないと思っています。
今まで知らなかった音楽を聴いて、好きな曲を見つける。
そんな楽しみがこれから増えていくのは、なんだかうれしいことです。
まずはお気に入りの一曲を見つけるところから、ジャズの世界に足を踏み入れてみようと思います。

